腱板損傷(腱板断裂)

腱板断裂とは肩関節の安定性をもたらす腱板に断裂などの損傷が生じた状態です。
腱板損傷が生じると肩の痛みや肩関節の運動障害などがあります。また、投球動作の繰り返しなどのスポーツに伴って生じる場合があります。
腱板は、棘上筋腱、棘下筋腱、小円筋腱、肩甲下筋腱から構成されており、その腱性部分に損傷がみられます。
症状として、疼痛、筋力低下、可動域制限などがあげられます。
肩峰下の隙間が狭くなり、腱板や靭帯、筋肉が挟まれるとインピンジメント症状が起こります。
インピンジメント症候群は肩を上げていくとき、ある角度で痛みや引っかかりを感じ、それ以上に挙上できなくなる症状です。
治療として、保存的治療と手術があげられ、近年では関節鏡視下に縫合されることが多いといわれています。

前の記事

分離症
その他の症状

次の記事

坐骨神経痛